節電方法【待機電力・省エネテレビ・照明・エアコン電力計測】&緑のカーテン効果
2011/04/18
「ワットモニター」という消費電力が計測できる機器を購入して、色々実験&省エネ実践をした結果を集計してみました。
「液晶テレビと石油ファンヒーターの消費電力」に特化した省エネ記事を書きましたが 実は我が家では一昨年の冬から超省エネ作戦を実施しています。 「ワットモニター」を購入したのは 待機電力と消費電力が浪費が多い機器の選別のためです。
一番効果的な省エネ方法は家庭内総チェックです
待機電力一覧の後に我が家の家庭内総チェックの記録を時系列でまとめてみました
※電気料金はキロワットあたり22円で計算しています。
一昨年暮れに建物内で引っ越しをして、居住形態や居住人数が全く変わってしまったので 前年度の電気料金とは比較しません
目次
待機電力の計測
・40型液晶テレビ 通常時0.0 W ( Epeg情報取得時18 W )
・石油ファンヒーター 1.0 W (メーカー・サイズに関係なく)
・VORNADO(ボルネード) VF20 0.0 W (動作時の消費電力は記事下)
・YAMAZEN サーキューレーター(19cm) 0.0 W
・エアコン(10年前のBEVER) 3.5 ~ 4.2 W
・LinkTheater「LT-H91DTV 7~8 W (省エネモード 0.0 W)
・DVDプレイヤー 0.4 W
・EPSONプリンター(A802) 0.0 W
・電動自転車の充電器(SANYO社) 0.6 W
・407リットル冷蔵庫(国内メーカー2007年度制)温度設定(中) 103~106 W (開閉時 116~122 W)
冷蔵庫の表示の年間使用電力:560 kW( 12320円 )
これは全くのウソで開閉しないでも19850円になります。103 W x 24時間 x 365日 = 902280 W (年間 902.280 kW)
開閉を考慮に入れると年間2万数千円と考えられます。
購入してから4年経過しているので劣化した?
サンワサプライの「ワットモニター」で計測しています
![]() 電力計/電力 表示/電力メーター/節電/電力計算機/省エネ/消費電力など5項目が測れる!検電器 ... |
超省エネ作戦の経過と省エネ結果
●第一段階: 建物全ての電球のLED化
・白熱電球は電球型蛍光灯に変更 (その後LED電球へ変更)
省エネ対策前の電球数
40 W 電球 x 7 灯
60 W 電球 x 6 灯
100 W 電球 x 3 灯
普段使う照明のみを一か月計算
(40 W x 1個) x 11時間 x 31日 = 13640 W
(60 W x 3個) x 1時間 x 31日 = 5580 W
(60 W x 3個) x 0.7時間 x 31日 = 3906 W
(100 W x 3個) x 6時間 x 31日 = 55800 W
省エネ作戦前の合計:78.925 KW (1736 円/月)
省エネ実践後の合計:7.6157 KW (167 円/月)
1736 - 167 = 1569円/月の節約
年間合計:18828円節約
※ 階段や廊下・トイレなどの照明の計算は省いていますが これはON / OFFの間隔が短いので起動電力を考えると使用電力が変わらない。むしろLEDの方が割高と言われているので省略。
●第二段階: 古い蛍光灯照明機器の買い替え
・天井に直付けの古い蛍光灯照明を全てシーリングソケットに変えて照明機器の買い直しました
照明1:丸型蛍光灯30W x 6本 --> 88 W型( 77 W省エネモードで点灯 )
一日8時間点灯
旧11563円 - 新4946円 =6617円/年節約
照明2:直管蛍光灯30W x 8本 --> 88 W型( 77 W省エネモードで点灯 )
一日2時間点灯
旧3854円 - 1236円 = 2618円/年節約
照明3:(丸型蛍光灯30W x 4本 + 20W x 4) --> 88 W 型照明( 77 W省エネモードで点灯 )
一日1時間点灯
旧1606円 - 新706円 = 900円/年節約
照明4:丸型蛍光灯30W x 4 --> 6 W 型 LED電球照明
一日1時間点灯
旧963円 - 48円 = 915円/年節約
年間合計:11050円節約
ここまでの節約:年間29878円 節約
●第三段階: 不必要な待機電力のコンセント抜き
建物全部のエアコン 7機のコンセント
4 W x 7機 x 24時間 x 248日(8か月) = 3142円/年節約
電動自転車の充電器(SANYO社)コンセント
0.6 W x 24時間 x 365日 = 115円/年節約
ケーブルテレビのブースターコンセント
(アナログ契約時に設置された物を自分で撤去しました)
11W x 24時間 x 365日 = 2119円
合計:5376円/年節約
ここまでの節約:年間35254円 節約
●第四段階: 家電の使い方の見直し
ワットモニターで家電の消費電力を計算して設定を変えたり買い直しを検討したりしました。
詳細は前の記事参照
40型液晶テレビ(1台目) 設定を「あざやか」から「おすすめ」へ変更
125Wの省エネ
125 W x 6時間 x 365日 = 6022円節約
40型液晶テレビ(2台目) 設定を「あざやか」から「標準」へ変更
50Wの省エネ
50 W x 8時間 x 365日 = 3212円節約
消費電力の高い石油ファンヒーターを省エネモデルへ買い替え
160 W - 21 W = 139 W節約
139W x 7時間 x 120日 = 2568円/年節約
これが2台 5136円/年節約
合計:14370円節約
ここまでの節約:年間49624円 節約
●第五段階:サーキュレーターと扇風機の活用
エアコン7機のうち1機は4年前に買い替えたので少し消費電力が良いのですが 、残り6機は11年落ちの年代物です。
そこで買い替える前にサーキュレーター(扇風機)で冷気を送る事を試してみました。
画像のような間取りで通常夏には和室とLDKの2機を使用していましたが、昨年からは青く塗った和室のエアコン一機(2.8kW)の冷気だけで賄う計画でした。
サイクロン風を起こすと言われて人気のあるVORNADO(ボルネード)社のサーキュレーターを購入して、画像のように和室の出窓に置いて回すと2部屋全部に冷気が行き渡り 強烈な猛暑だった2010年でもLDKのエアコンの電源を付けませんでした。
熱い日には洋室5畳のエアコンも付けましたが、これは例年どおりの使い方です。
※ LDKのベランダでは今年からゴーヤとブドウのダブルグリーンカーテンを始めました。この効果も絶大!
一機エアコンを稼働しない分節電です(サーキュレーターの消費電力:弱15W 中35W 強で45W)
常に強で回しているので45W差し引きます
エアコンは700W平均とします一日7時間平均で90日
合計:9078円節約
ここまでの節約:年間58702円 節約
●第六段階:今後の省エネ予定
まだ蛍光灯照明や直管型蛍光灯を使用している部屋や屋外照明がほとんどでLED丸型蛍光灯や直管型LED蛍光灯の価格が落ちてきたら変更予定。
買い替えで冷蔵庫の消費電力を落とす
最新の冷蔵庫は515リットルで290 kW/年程度ですので 容量アップして買い換え予定です。
とは言っても我が家の冷蔵庫で計測しても「JISの2006年 新測定法」での消費電力は全く実用的では無いです。
妥当に表示の年間消費電力の1.7倍計算でも490 kW。今より年間一万近く節約できる計算になります。
二世帯住宅なので上の年間2万円の電力を消費する冷蔵庫が2機あります。2機とも新型を導入すれば効果は大きいです。
ただ、、まだ元気な4年落ち程度の冷蔵庫を処分する勇気が無いので故障待ち。
6台の11年落ちのエアコンの中で使う頻度の高い3機はできるだけ早くエコエアコンに買い替え予定です。
※エアコンは消費電力が低い製品は非常に高価です。毎年1台買い直すかもしれません。
もともと地下一階から地上3階までの建物で、エコとは無縁の生活をしていた頃は五万円の請求を受けた月もありました。
削る余地はまだまだあると思います。
節電を始めてkら家族の意識が高くなって見ないテレビを消したり電気を消す癖が付いたりするようになりました。旅行中はコンセントを抜いたりする事で 上に表示した数値を超える節電効果がありました。
前年のデータが無いので上の計算は理論値ですが 電気やテレビを付けている時間は少なめに計上しています。
省エネ方法は家庭内総チェックが一番効果的です。